王貞治氏の「努力の碑」  高さ2.3メートル

銘文
王貞治君は、昭和五十二年九月三日午後七時十分五秒、後楽園球場において通算本塁打七五六号を達成、前人未踏の世界記録を樹立しました。これをたたえて政府は、わが国初の「国民栄誉章」を贈り、また球界最高の「正力松太郎賞」初の受賞者となりました。これは、昭和三十三年読売巨人軍に入団以来試練の嵐に耐え、心技を研鑽した努力の結晶であります。王君は、これを記念し崇敬する湯島神社に、白梅一樹を献木いたしました。ここに有志相集い、王君の生涯の座右銘である「努力」の碑を建立、もって青少年の亀鑑とするものであります。
 昭和五十三年一月一日
有志代表
読売新聞社社主読売巨人軍オーナー 正力  亨
読売新聞社社長              務臺 三雄
日本テレビ社長              小林與三次
セントラルリーグ会長           鈴木 竜二
湯島神社宮司               押見 守康
       刻                山田 光造