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神社豆知識

第八:狛犬(こまいぬ)
第七:注連縄(しめなわ)について
第六:鳥居について
第五:お神輿(みこし)とご鳳輦(ほうれん)
第四:参拝の作法
第三:「お神札」と「お守り」
第二:絵馬について
第一:お神札(おふだ)のまつり方

第八:狛犬(こまいぬ)
狛犬は高麗(こま)犬の意味で、もともとは渡来の信仰に基づくもので、魔除け(邪気祓)の意味や装飾の為に神社の境内や殿内に置かれる像です。たてがみがあることからも普通の犬ではなく獅子などとともに想像上の神獣(動物)とされています。原型は古代のオリエント・インドのライオン(獅子)像からとされています。一般的には左右一対で置かれ、境内には石製のものが多く、殿内などには木製や陶製のものが多く置かれます。
また、宮中では凡帳(きちょう)の裾に置く重石(おもし)として木製の狛犬を用いていたようです。

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第七:注連縄(しめなわ)について
注連縄(しめなわ)とは、ご存じの様に神社の鳥居や拝殿前に張ってある縄のことです。
御神前や境内地、御神木、岩など神聖、清浄な場所を示す為に張るものです。
特に、祭事神事において神聖な場所を区別るために用いたり、また新年には家庭でも門口に魔除けのために張ったりします。
材料は藁(わら)が多く、左縒(よ)りに綯(な)い、藁の端を垂らします。垂らす数は現在では七・五・三が一般的なようです。間に紙の四手(しで)を下げます。形や太さも様々なものがあります。
神前や鳥居では一面だけ張りますが、地鎮祭などでは斎場を四方(四面)を囲むように張る場合も有ります。
しめなわの字も「標縄」「七五三縄」などと書いたり、呼び方も「大根じめ」「牛蒡じめ」などと色々有るようです。

起源:「天の岩戸」の神話の中、天照大御神さまが天の岩戸からお出になった後の岩戸に尻久米縄(しりくめなわ)を張り、再び入れぬようにしたことが始まりとされています。


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第六:鳥居について
 


鳥居は神社の内と外との間に建てられ、神聖な境内と外界を分ける役目を果たしていると考えられます。鳥居の材質は色々で木や青銅、石などで出来ています。珍しいものでは陶磁器製のものや、近代ではコンクリートやジュラルミン製の鳥居も奉製されているようです。
鳥居の起源については、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋にお隠れになった際に、八百万の神々が鶏を鳴かせましたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説などがあります。
形には神明鳥居(しんめいとりい)や明神鳥居(みょうじんとりい)などがあります。

当宮の鳥居は銅製の正面鳥居(明神鳥居)と、春日通り側に大きな神明鳥居、男坂上と摂社の戸隠神社前に神明鳥居がございます。

明神鳥居
神明鳥居
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第五:お神輿(みこし)とご鳳輦(ほうれん)

お神輿


ご鳳輦
 どちらも神様のお乗りになる乗り物です。
大きな違いとしてはお神輿は「輿」で人がかつぐもので、車などはついていません。
ご鳳輦は「車」で(台車)で曳くものです。

当宮では二年に一度の神幸祭の際にお神輿とご鳳輦が氏子町内を渡御(とぎょ)致します。

※お神輿も神幸祭の際などには、台車に乗せてかつがずに巡行する場合もございます
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第四:参拝の作法
 まず鳥居をくぐる前に一揖(いちゆう)をします。一揖とは、揖(浅いおお辞儀−会釈)を一回することをいいます。次に手水(てみず)の水で両手を清めて、口をすすぎます。賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の作法にて拝礼します。二拝とは拝(深いお辞儀)を二回することをいい、二拍手とは拍手を二回することをいいます。
 これが参拝の基本作法ですが、二拝二拍手一拝の前後に一揖を加えていただくと、いっそう丁重な作法になります。

手水を使うときの作法は、まず右手で柄杓(ひしゃく)を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。
(このとき、柄杓に直接口をつけることは誤りです)
 口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。

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第三:「お神札」と「お守り」
 古代の人々は、さまざまな危険や災難から心身を守るために、石や骨、鏡や剣といった呪物(霊威を持つ物)を、身近に携えていることにより、神様のお力で心身を守られると信じられていたのです。のちにその呪物が時代とともに形を変えて、「お神札」「お守り」となったと云われています。
 「お神札」は、家内の安全や火災、疫病といった災厄からも私たちを守ってくれるもので、主に神棚にお祀りしたり、門口や柱に貼ったりします。
 「お守り」は、お神札を小型化したもので、木片や紙片に神社名が記されています。それをお守り袋に入れて、常に身につけておきます。お守りは、肌守りを始めとして、厄除けや良縁、安産、交通安全、学業成就などを祈願した、さまざまな種類のお守りがあります。

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第二:絵馬について
神社にお願いをする際に奉納する、馬の絵を描いた額(板)を「絵馬」といいます。絵馬の形は板の上を山形にしたものが多く、それぞれにお願い事を書いて奉納します。
古くから神様の乗り物として馬が神聖視され、お祭りや祈願のときに神馬(じんめ)といって生きた馬を奉納する風習(『常陸国風土記』、『続日本紀』にみられます)がありましたが、その代わりとして、板に馬を描き奉納するようになったのが「絵馬」の始まりと言われています。


現在、湯島天神では年の前半は「その年の干支」の絵柄、後半は「牛に乗られた天神様」の絵柄の絵馬を授与しています。
(干支の絵柄から天神様の絵柄に替わる時期は4月頃〜6月頃)

また、学業のご祈祷には「牛」の絵柄、合格御礼のお詣りには「ダルマ」の絵の絵馬を用意しております。

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第一:お神札(おふだ)のまつり方

神棚は、目の高さより少し上におまつりし、お神札が南か東に向くのが一般的ですが、間取りによってはおまつりにふさわしい明るく清らかな場所ならば良いでしょう。

神棚がない場合
神棚がない家庭では、タンスや書棚の上に白い紙を敷きおまつりするのが良いでしょう。

おまつりの一例
お供えのしかた
神棚には、榊などの常緑樹をお飾りし、お米、お塩、お水などをお供えして拝礼します。
御神酒、季節の初物、お土産等もその都度お供えし、のちほど感謝をこめて頂きましょう。

二列の場合

横に並べてまつる場合

    手前側
重ねてまつる場合

横一列の場合
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